みなさんの英語学習の目標はどのようなものでしょうか?
・TOEICで800点を取る!
・英検準一級を取る!
・国際学会で英語で発表をする!
色んな目標や夢があると思いますが、こういった皆さんの目標は、周囲の人に知られるように公に宣言をしていますか?それとも目標は心にしまっていますか?
公開宣言の効果
『後回しにしない技術 「すぐやる人」になる20の方法』(イ・ミンギュ著、文響社)によると、大学生を対象としたこんな研究があります。目標を公開したら効果が上がるのかどうかについて確認する実験で、大学生を以下の3つのグループに分けました。
1番目のグループには自分が取りたい目標の点数を他の学生に公開させた。
2番目のグループには目標の点数を心の中だけで考えさせた。
3番目のグループには目標の点数について何も指示しなかった。
この結果、目標を公開した1番目のグループは他の集団より明らかに高い点数を取ったそうです。一方、目標を心にしまっておいた2番目のグループと、目標について全く考えなかった3番目グループでは統計的な差がなかったそうです。つまり心の中に秘めた決心は、決心しないことと同じようなものだということです。逆に、目標を公開し周知すると、目標達成の確率が上がります。
言葉にすることで強まる責任感
別の研究でも、人は自分の言葉や文章を他人に公開すると、その考えを最後まで守ろうとする傾向があることがわかっています。つまり、人は無意識的に自分の言葉に責任を持つ行動(言行が一致した行動)をとるそうです。(=目標を達成する為の行動が自動化する)
仲間から得られるプラスの効果
また、目標を口にすると、それを応援してくれる人が現れたり、有益な情報をくれる人が現れたり、またピアプレッシャーが掛かって何とかしようというモチベーションが湧くなど、他にも良い効果がたくさん出てきます。
虎視眈々グループコーチングでの実践
虎視眈々の英語グループコーチングではこのメカニズムを活かし、週に一度目標を他者と共有することによって学習者が目標達成の為の行動を取りたくなるようにします。学習者は自分の目標や、今週の学習予定を仲間に宣言することで、学習せずに次のグループコーチングを迎えるのは嫌だという意識が芽生えます。この学習仲間からのピアプレッシャーを感じることで、一人だったら後回しにしてしまうような学習も、自然と期日までに終わらせることが出来るようになります。(明確な学習の動機付けで理想の行動が自動化する)
またグループコーチングのファシリテーターを務める語学学習アドバイザーは、学習内容が目標達成の為に効果的かどうかを確認し、間違っている場合はアドバイスをしてより効果的な学習が出来るように促します。
宣言しない人が陥る落とし穴
一方、目標を宣言しない人は、努力が続けられなかった時・頑張れなかった時に、誰にも気づかれずにやめられることから、挫折の可能性は非常に高くなります。つまり、その目標自体が無かったことにされ、闇から闇へ葬り去られます。
本気で目標を叶えるために
ですので、もし皆さんが目標を本気で叶えたいと思うなら、ぜひ周りの友人や家族に目標を宣言してください。目標を宣言し続けた人生と、目標を心にしまったままの人生では、全く違った人生が展開されます。
If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together.
“早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け”
一人で達成することが難しいことは、仲間の力で可能にし、前に進めていきましょう。
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虎視眈々の英語グループコーチングの内容
引用元:イ・ミンギュ著 文響社『後回しにしない技術「すぐやる人」になる20の方法』